幼少期より、製作家の父F.M.ディアス氏から手ほどきを受けたビクトル・ディアスは、40代前半でありながら、既に製作歴26年のベテラン。弟子のフランシスコ・アルバ(FAI&FAC)と共に、21世紀のグラナダギター製作界の次代の担い手と目されています。両者共日本では無名ですが、音質や仕上げなど、既にグラナダ出身の世界的名工アントニオ・マリン氏の域に肉薄しています。
時に考え過ぎではないかと思われる程、大変な理論家のビクトル・ディアスが、バイオリンやチェロの材質でもある、美しい虎目かえで材に、独特のギター製作哲学と魂を込めた力作。乾いた甘美な音質をお試し下さい。